まず、ハンディキャップ(HDCP)とは
ゴルフのコンペでは、実際に回ったスコアだけで順位が決まるわけではありません。そこからHDCP(ハンディキャップ)を引いたスコアで、順位を決めることが多いです。
- 実際のスコアのことをグロススコア
- HDCPを差し引いたスコアのことをネットスコア
と言います。
HDCPは、ゴルフの技術に差がある人どうしが、平等に楽しめるようにするための仕組みです。もしHDCPが無ければ、いつもゴルフが上手な方が優勝してしまいますよね。プロの試合ではないので、初心者の方でも上位を狙えるようにHDCPがあります。
ダブルペリア方式(新ペリア方式)とは
HDCPを決める方法のひとつが、ダブルペリア方式(新ペリア方式)です。「ラウンド前には、いくつのHDCPになるか分からない」のが大きな特徴です。ラウンドが終わってから、次の方法で決めます。
決め方
18ホールのうち12ホールを「隠しホール」にして、その12ホールでパーより多く叩いた分 × 1.2のHDCPがもらえます。隠しホールは、ラウンドが終わるまで分かりません。
計算の例
パー4の隠しホールを、8打で上がったとします。
- (8 − 4)× 1.2 = 4.8 → HDCPは4.8
- このホールだけを見ると、グロススコア8、HDCP 4.8、ネットスコア3.2
- パーで上がった方(HDCPは0、ネットスコア4)より、良いスコアになります
一般的には、HDCPの上限を事前に決めておきます。ホール単位ではダブルパーまで(パー4なら4.8が最大)、全体では36や45、といった決め方です。
仕組みを知っても、わざとHDCPはもらえません
仕組みが分かっても、わざとHDCPをもらうのは難しいです。隠しホールが分からないからですね。細かいことは知らなくても、大叩きしたホールでは「このホールは隠しホールに違いない!」と前向きに考えて、次のホールに引きずらないのが良いと思います。
以前は「ペリア方式」という方法があり、隠しホールは6ホールでした。それではあまりHDCPが付かないので、倍の12ホールにしたのがダブルペリア方式で、「新ペリア」とも呼ばれます。最近のコンペでは、ダブルペリア方式が主流です。
ダブルペリア方式でも、上位は90台の人が多い
ダブルペリア方式は、ある程度は平等になる仕組みです。ただ、実際にやってみると、スコア90台ぐらいの方が上位に来る傾向があります。
当スクールのコンペには、スコア110前後の初心者さんにも参加してほしい。でも、これまでは初心者さんの参加が少ない傾向がありました。そこで、初心者さんに有利になる仕組みを考えました。それが「ABクラス分け」です。
ABクラス分けの仕組み
スコアの上位と下位で、クラスを分けます。たとえば、区切りが110になった場合は、次のようになります。
- スコア109以下 → Aクラス
- スコア110以上 → Bクラス
そして、クラスごとに別々に順位を付けます。ダブルペリア方式の順位をそれぞれのクラスで出して、各クラスの上位者に賞品が当たる仕組みです。2クラスに分けることで、スコア90台の人だけが有利、という形にならなくなります。
Aクラスの人数を、1〜2名多くします
2クラスに分けるだけでは、初心者さんが有利とは言えません。そこで、Aクラスの人数が1名か2名多くなるように、区切りのスコアを調整します。
たとえば、参加者が20名なら、Aクラスが11名、Bクラスが9名です。スコア上位の11名がAクラスになります。賞品の数はAもBも同じなので、人数の少ないBクラスのほうが、賞品を狙いやすくなります。
区切りのスコアは、参加人数から決まります。上位の何名をAクラスにするかを先に決めておき、ラウンド後に、スコア上位からその人数がAクラスになります。昨年の肉肉コンペ(11名参加)では、スコア100以下の方がAクラス、101以上の方がBクラスになりました。
区切りのスコアは、ラウンドが終わるまで分かりません
人数で分けるので、区切りのスコアは、全員のスコアが出てから決まります。事前に「110で分けます」とお知らせすることはできません。結果表は、クラスごとに別々には作れませんので、その点はご了承ください。
この仕組みを使っているコンペ
当スクールの肉肉コンペ(参加者全員にお肉のプレゼントがあるコンペ)は、このABクラス分けダブルペリア方式です。初心者さんも、気軽にご参加ください。