ゴルフレッスンでよくある「両腕の三角形キープ」の本来の意図とは?

ゴルフを長くされている方なら聞いたことのある言葉ではないでしょうか?


「スイングでは両腕と両肩でできた三角形をキープしよう!」


この言葉自体は基本的には正しいのですが、本来の意図と違った解釈をしてしまっている方が多いかと思われます。

上の写真(左)をご覧ください。バックスイングを腰の高さまで上げたところですが、右肘が曲がっており三角形が崩れてしまいました。皆様がこの状態を知ったならどうするでしょうか? 「右肘を伸ばそう!」と考える方が多いのではございませんか?

グリップ位置からは左肩より右肩が近いので無理に右肘を伸ばそうとしても力んでしまうだけです。

ではまずなぜ三角形が崩れてしまったのかを考えましょう。 両肩の中心線上にグリップ位置があれば、綺麗な二等辺三角形となり、三角形がキープできるはずです。中心線上からグリップ位置がずれると、グリップ位置から両肩までの距離の差が生じ、肘が曲がるしかなくなります。

ではどうするのか? グリップ位置が両肩の中心線上に来るまで体・肩をしっかりと回しましょう。 そうすると綺麗な三角形に自然に戻りますよ♪


■まとめ

三角形キープとは「腕の力を抜いて体をしっかりと使ったスイングができれば、結果的に両腕の三角形ができます。」という意味ですね。くれぐれも腕の力を入れて無理やり三角形をキープしないように気を付けてください。


■補足

スイングの切り返しでは、上半身と下半身の捻転差が生じます。つまりは常に両肩の中心線上にグリップがくるわけではありません。ですので切り返しで右肘が曲がることは普通のことです。バックスイングを上げる早い段階で右肘が曲がらないように注意しましょう。


ミナミゴルフスクール・見浪でした♪

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