【100切り講座 第38回】パターレッスン(その2)

皆様こんにちは、ミナミゴルフスクール・見浪です!

パターレッスン(その1)は見てもらえましたか??まだ読まれてない人は先にそちらをご覧ください。


「パターに形(かた)なし」という言葉があります。テニスで相手コートに問題なく返球が行えていたら、多くの人は細かな動作なんて気にしないかと思います。パターも同様。特に問題なく真っ直ぐ打ち出すことが出来ていれば、まずはそれでOKです。こうしないといけないと言った決まりは特にパターはありません。10人いれば10種類の打ち方があります。


しかし「打ち方はこうしないといけない!」と先に色々聞いてしまうと、先入観から本来のスムーズな動きを阻害してしまう場合が多々あります。レッスンその1でお伝えした、「どうすれば」の部分を皆さんなりに色々とお試しくださいね。それで、自分に合った打ち方が見つかっていれば、とても素晴らしい事だと思います。しかし考えたけどよく分からないという人は下記も参考にしてください。


★下記の各項目を試すにあたり「約1mを真っ直ぐ打ち出しやすいかどうか」という視点で考えて見ましょう。


Q.スタンスの幅はどれぐらいが打ちやすい?

A.狭め

理由:小さいスイングだから。広げすぎると流石に打ちにくいかと思います。

あまりシビアにならずになんとなく真っ直ぐ、小さめに構える程度で良いかと思います。因みに体重配分は左に寄せておくのががおすすめです。そうすることで、スイング中に軸が左右にぶれにくくなります。


Q.握り方は?(アイアンと一緒と決め付けないで)

A.両親指を中央に(写真右)、右手の小指の上に左手の人差し指を乗せる(写真左)

理由:アイアンでは左手を被せ気味で握るけど、それは強い球を打つ為。パターでは強く打つ必要はないので中央に親指を配置しましょう(写真右)。指の位置はアイアンと逆なので、逆オーバーラッピングなんて呼ばれます。私がこの握り方をしている理由は右手の感覚を出しやすいからです。

※パターの握り方は本当に人それぞれです。右手と左手の位置を逆にする、クロスハンドグリップなんてのもあります。


Q.握る位置は?(長く?短く?中央?)

A.クラブは長めに握る

理由:スイング中にグリップエンドが体に当たらない為(特に冬場)

※この程度の理由なので、他に理由があればそちらを優先してください。握る位置によってバランスが変わります。長く握ればヘッドの重みを感じやすく、短く握ればその逆でヘッドの重みを感じにくくなります。


Q.ボールの位置はどこ?

A.ボールは左寄りにセット

よく言われるのは左目の真下ですね。

理由:スイング軌道に対して左に置くことで、少しアッパー軌道で打つことが出来るから。アッパーで打つことで、転がりが良くなるから。

※右寄りに置いて少し上から打つタイプの人もいます。その人が右に置く理由は転がりが悪いから。です。というように、必ず左に置かないとダメな訳ではありません。


Q.構えたときのフェイスの角度、向きは?

A.フェースの角度向きは真っ直ぐに。トゥ側やヒール側が極端に浮かないように。

理由:とりあえずクラブなりに構えよう、という程度の理由。

アイアンでは真っ直ぐ構えましょう!なんて私は言いません。なぜなら、真っ直ぐ構えたからと言って真っ直ぐ戻せるかは別だから。しかし、ゆっくり振るパターは基本的には真っ直ぐ構えて真っ直ぐ戻しましょう。


Q.バックスイングは大きく上げた方が打ちやすい?

Q.フォローは大きく出した方が打ちやすい?

A.打ちやすいように振りましょう。。。

振り方はよくこの2パターンに分類されます。どう振ったほうが振りやすいか、真っ直ぐ打ちやすいかを試してみてください。因みに、前者にはマレット系のパターが、後者にはピン系のパターが合いますよ。※勿論必須ではありません。


Q.円軌道を描く?描かない?

A.意図して描かないように

バックスイングで自然に開き(無理に真っ直ぐに引かない)、インパクトからフォローにかけて意識的に真っ直ぐ出すのがおすすめです。

一般的にはピン型のパターは円軌道、マレット型は真っ直ぐなんて言いますが、やはり意図的に円軌道を描くのはひっかけに繋がりやすくおすすめはしません。ピン型の方がヘッドの作り的に(バランス的に)円軌道を描きやすいだけです。


各項目、私なりの理由を述べましたが、必ずしも正しい訳ではありません。皆さんにあった方法を探してみてください。また気になる方はご相談ください。


おまけ(よくある勘違い):

■両肘を曲げ五角形を作らないといけない

→多くの人にとって、左目の下あたりにボールをセッティングし、長めにクラブを持ち、33インチ程度のパターであれば、おそらく肘は曲がっている状態ではありませんか??つまりその時点で勝手に五角形になっているということです。五角形を無理に作り、五角形をキープしながら振ることが目的にならないでくださいね。


■パターは肩で振る

よくありがちなのが、両肘を曲げて五角形を作り、その形をキープし、肩を回す打ち方。これをやろうとしている殆どの方がぎこちなく、打ちにくそう。。。

右手一本打ちの練習を、まずは1~2mで行います。そこから徐々に強く打ってください。大体5mぐらい打つと、肩はそこそこ動いていませんか??結果的に肩は動きますが、肩を回すことより、手首や肘を意識したほうが自然な動きになりやすいかと思います。お試しください。

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