【100切り講座 第50回】結果論にならない考え方を「⑥何かと理由付け!?」

こんにちは、見浪です♪

何かミスをし、それを踏まえて次回考え方がバージョンアップされることは成長ですが、都度変わってしまっていては、いつまで経ってもマネジメント力や考える力が育ちませんよ。どの様な結果になっても納得のいく考え方をしましょう。


例⑥「何かと理由付け」

パー5のセカンド、「せっかく1打目が上手く行ったから」「せっかくラウンドに来たのだから」「せっかく、、」何かと理由をつけて、グリーンを狙い、チョロやOBなどのミスショット。そして「やっぱり、、、」と後悔


■解説

パー5で、ティーショットが思いのほか飛距離がでて、グリーンをぎり狙える状況。もしグリーンに乗れば、バーディが取れるかも!?せっかくラウンドに来たのだから、長いクラブも打ってみたい。練習したい。

気持ちは分かります。そして否定はしません。パーが取れれば嬉しいですよね、バーディならなおのこと。


但し、目標・目的がスコア100切りであれば、話は変わってきます。パーを狙うということは、言い換えるとスコア72を狙うということ。バーディなら更に上のスコアを狙うということ。100切りを目指す人にとってハードルが高すぎます。高すぎるハードルはミスに繋がります。


パー5のセカンドショット、残り200ヤード、フェアウェイウッド(FW)でミスをして130ヤードぐらい飛べば、それはそれで問題ないと考えているかもしれません。がこの考え方に私は否定的です。理由は主に3つです。


理由①

130ヤード程度のミスで済まないことが多々あるからです。チョロで10ヤードしか進まないことや、OBで実質2打罰となるからです。100切りの為にはセカンドショットでのOBはゼロにしましょう。ゼロにする為の技術ではなく、マネジメントや考え方が重要になります。


理由②

仮に130ヤード飛んだとしても、最初から9番アイアン等で狙った130ヤードと、ミスしての130ヤードでは経験値が異なるからです。折角、9番で130ヤードをきちんと打てるという経験値を獲得できる場所にも関わらず、それをしないなんてもったいなさすぎます。この様なグリーンを狙わない状況で9番をきちんと打てる経験を積むから、今度グリーンを狙った130ヤードが打てるようになってくるのです。9番がきちんと当たらなかったら?と言う意見もあるかもしれませんが、9番が当たらないのであればFWなんてもっと当たりませんよね。。。


理由③

仮に綺麗に当たり、グリーンに乗ったりするのが実は一番問題です。もしバーディが取れればどうでしょうか?勿論嬉しいとは思いますが、「これが正解なんだ」「これが目指すべき形なんだ」「パー5で2オンできるようになるぞ」なんて考えませんか?先にも述べましたが、パーやバーディを狙って取るなんてハードルが高すぎます。目的である100切りはどこへ行ったのでしょうか?


■果敢ではなく、無謀

100切りがでいない人や、スコアが纏まらない人の多くは、何かと理由を付けて、次に打つショットを正当化したがる傾向があります。「果敢にチャレンジするぞ!」なんて言っていませんか?本来8割程度成功する可能性のあるショットを選択するべきであり、成功率5割程度を果敢と表現するのかと思います。成功率が1割にも満たないショットは果敢ではなく、無謀と言います。


■直ぐに100切りできるタイプの人の考え方

100切りの為のマネジメントは基本的には如何に簡単なことを選択するかです。メンタルが整っている人は、この簡単なことを選択できます。時々このような人に出会います。スイングはあまり上手ではないけど、大きなミスをせず、上がってみるとスコアは90前後。このようなタイプの人はこういいます。「私は下手くそだから、難しいことをしないだけです。」と。


逆にメンタルが整っていない人(スコア100台の人の多くはこれ)は、100切りの為のマネジメントに薄々気付いてはいるのだけれども、その簡単なショットを選択するということが、出来ないのです。理由はなんかかっこ悪いから。。。


「難しいショットを選択することは簡単」

「簡単なショットを選択することは難しい」

スコア100ちょいの人の多くは、簡単なショットを選択できるようになると、すぐに100切りできますよ。


■まとめ

パー5のセカンドで狙ったらダメですよ、と言っている訳ではありません。「100切りの為のマネジメントとは異なりますよ」と言っている訳です。そこに変な理由付けや、果敢という言葉は不要です。100切りを優先するのであれば、6割ぐらいの距離に刻めばよいし、長いクラブを使うことやパー/バーディを優先するのであれば、長いクラブを使うだけの話です。

仮にその時点でスコアが100オーバーだったとしても同じです。100切りを優先するのであれば、6割ぐらいの距離に刻みましょう。その経験値が、次回以降のラウンドに繋がります。


0コメント

  • 1000 / 1000