【100切り講座 第08回】適切な時間の使い方

【目標】

主に100切りをしたい、安定させたい初心者さん向けへの記事です。ストイックなことは私自身苦手なのでその様な話はしません。目標は、難易度の低いコースの白ティーから100切り安定です!!

【本編:適切な時間の使い方】

初心者さんこそ色々と不慣れなこともあり、そしてきっちりとしないといけないと思い、時間に追われ、慌ただしくプレーしている方が多いかと思います。そのような方に向けての記事となります。


時間に関してはよくプレファーストという言葉が使われます。遅れずに進行するということで、例えば「ティーショットを打った後にすぐにカートに乗りこむ」「自分のボール位置へ行く際にクラブを複数本持っていく」「グリーンへ到着した際、手荷物はカート方向に起き、カップイン後すぐにグリーンを開けれるようにする」などかあります。このように一つ一つの行動に対して時間を短縮する話がよくあり、これもとても重要だと思います。


今日はちょっと違う視点からお話をしたいと思います。

ゴルフでは大前提としてハーフ2時間15分以内で回ろうという一つの基準があります。

※コースによっては若干時間の違いはあります。
※サクサク回れは四人で回っても2時間で十分ラウンドできますが、プラス15分余裕を持たせ、2時間15分が一般的なのかと思います。


この2時間15分と言う与えられた時間枠を、

どのように使うかという視点で考えてみましょう!


では早速、

下記の内、重要なもの(時間をかけたいもの)はどれだと思いますか?


・狙う場所やふり幅などをしっかり考える

・ルーティン(ショット時の一連の動作)に時間を使う

・林の中に入ったボールを時間目いっぱい使い、なんとか見つける

・OB 後、特ティを使わずに打ち直しをする

・GPSナビで一打一打距離を的確に確認する

・バンカーから脱出できなかった場合、再度(出るまで)打つ

・パターで歩測などを行いじっくりと狙い方を定める

・パターでOKを適応せず、カップインまで丁寧に打つ

・他の人のプレイを見て学ぶ

・景色を見てリラックスする


このように何に時間を使うかは人それぞれです。しかし理解いただきたいのは前提として2時間15分という限られた枠があるということです。初心者だから、時間がかかってしまって仕方がない、なんとことはりません。


最近 YouTube で見たレッスン動画の一つではパターは必ず歩測をしましょう、というものがありました。これは一見正しいように思いますが、もしグリーンに乗るまでたくさん叩き時間がかかった人が、グリーンで丁寧に歩測し、様々な方向からラインを読んでいたらどうでしょう??


上手な方で、たまたま出してしまったOBの後、打ち直しするのは良いかと思いますが、何度も OB をし、その都度何度も打ち直しをする方はどうでしょうか?


ロストした球を何分もずーっと探している方は?


一つ一つの状況だけを見るとあれをしたほうがいい、これをした方が良い、しっかりと考えた方がいい、歩測したほうがいい、などあるかもしれません。YouTubeやレッスン書などでも場面場面でのすべきことが色々と紹介されています。


上級者は良かれと思って、そのような内容を発信しているのですが、初心者さんがこれらを鵜呑みにしてしまうと(様々なことを実行しようとしてしまうと)時間はいくらあっても足りません。


「プレファースト」と言うと同伴者や後ろの組の方に、そしてゴルフ場に迷惑をかけないためのものと考えるのが一般的です。今お話ししている時間の適切な使い方というのはあなたの為のお話です。


キャパを超えて全てをやろうとすると、結局必要な時に時間が無くなり、ドタバタしてあっという間に一日が終わってしまいますよ。


では上に挙げた項目の内、時間の使いたいところはどこかというと、

・他の人のプレイを見て学ぶ
・景色を見てリラックスする

です。仲間と会話を楽しむのも良いでしょう。上級者のプレイに対し「先ほどのアプローチは、どのような考え方だったのでしょう?」なんて聞いてみるのも良いかもしれません。


初心者さんにとっては心を落ち着かせるための時間、他の方のプレイを見る時間、少し景色を見たりする時間があってほしいと思います。他人のプレイを見て学ぶことも多いと思います。


その為に他の時間を少しでも減らす努力をしましょう。


具体的には、

・構えたらさっと打つ(普段の練習から実施しておく)。

・OB付近に行ったボールは、少し探してなければさっさと諦める。

・OBの場合は特ティを活用する。

・狙う場所はアバウトでOK。10y、20y程度の打分けで悩まないで(グリーンはもっと大きい)。

・バンカーから1回出なければ、2ペナの救済(後ろに出せる)を適応する。

・アプローチは転がしで手前狙い(オーバーは絶対NGと心得る)。

・パターも悩みすぎずさっと打つ。そして50センチOKをしっかりと適用する。


もう少し時間の余裕(景色を見る余裕)が出てきたら、マネジメントについて少し時間をかけてみてもよいかもしれません。


時間に余裕が生まれるとゴルフが変わります。

ナイスショットの確率も上がります。他の人から色々学べます。全てを欲張らず、自分のキャパの範囲内で出来ることを行いましょう。是非試してくださいね。


【おまけ】

「バンカーから脱出できなかった場合、再度(出るまで)打ちなおす」のがダメな理由の詳細。


バンカーから出るまで何度も打つ方を見ます。大体2回ミスショットを繰り返せばその後は焦って雑なショットになっていませんか? そして5回も6回も打ち、たまたま脱出できた時にはメンタルが疲弊している。そのような状態というのを最も避けなければなりません。メンタルが疲弊すると、パターも雑に、そして次のティーショットも、と続くことも良くあります。


1度もしくは2度バンカーから出なければ、バンカーからの救済(2打を追加することでバンカー外に出させてもらうというルール)を適用すると「事前に決めておく」ことを推奨します。できればこのルールは適用したくないと考えるのが一般的だと思います。だからこそ1打目のバンカーショットにより集中でき、そしてよりバンカーから出る確率が上がります。


「練習の為」と言う方がいますが、焦った状態で3打4打と打ったところで練習にはなりません。メンタルが疲弊するだけです。どうしても3打目4打目を打つのであれば、一旦仕切り直し、深呼吸をし、落ち着いて次のショットに挑むべきです。しかし当然時間はかかってしまいます。そのような方を周りはどうに思うでしょう??


潔く救済のルールを適用する方が気持ちの切り替えも行われます。周りへ迷惑をかけることもありませんし、周りの人たちもあなたのことを決断の出来る人だと思うでしょう。



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