ゴルフクラブの種類⑤(キャロウェイ、アイアン編)
皆様こんにちは、見浪です。
前回の「スリクソン-アイアン編」に続き、第5弾です。今回はCallaway(キャロウェイ)のアイアンを纏めました。見方は「上下に難易度(コントロール、飛距離、寛容性)」「左右に発売時期」です。そして、「7番アイアンとPWのロフト角を表示」しています。
7番とPWのロフト角のを記載している理由についてはこちらを。
※スペースの関係で整合性が取れていない箇所もございます、ご了承ください。
■豊富なラインナップ
大きくは「Xフォージド」「APEX(エイペックス)」「アベレージモデル」に分類されます(※アベレージモデルの分類画像はページ下部に掲載)。XフォージドとAPEXはどちらが上級や中級モデルといった分類ではなく、それぞれに中級~上級モデルを揃えており、図ではほぼ同じ配置になるモデルもあります。また、アベレージモデルの中にも様々なモデルがあり、3モデルというより、3社ある様なイメージです。
では、XフォージドとAPEXの違いは?
Xフォージドは一枚物の軟鉄鍛造アイアンであるのに対し、APEXシリーズは複合素材を使用したモデルになります。それにより、「打感に拘ったXフォージド」と、「性能に拘ったAPEX」という違いになります。またXフォージドは主にアジア向け、APEXはワールドワイドに展開といった違いもあるようです。
■Xフォージド
Xフォージドは基本的には中上級者モデルです。初代が2007年に発売されて、2024年モデルが6代目となります。また、寛容性を持たせたモデルが2019年以降に、STARやSTAR+として発売されています。STARよりSTAR+の方が、ロフトは寝ていますが、STAR+の方がヘッドが大きくより寛容性の高いモデルになっています。
XフォージドCBは複合素材のモデルとなります。CBについてキャロウェイのHPでは「1ピース構造では限界があり、4ピース構造の設計を採用した」という項が記載されています。しかし2024年には再度、「完全な1ピース軟鉄(S20C)鍛造」でXフォージドを発売していますね。個人的には、Xフォージド1種類で良いのでは?と私は思っています、、、
■APEX
APEXシリーズも基本的には中上級者モデルですが、Xフォージドと比べモデル数も多く、対象となるゴルファーの範囲は広くなっています。複合素材を使用したモデルで、より性能に拘ったモデルとなります。MB,PRO,TCB,DCB,Ai200,Ai300,Ti FUSION、などがあります。
MBやPROが上級モデルなのは、名前から想像できますね。そして、TCBやDCBはそれぞれ、Tour Cavity Back(ツアー・キャビティ・バック)と、Deep Cavity Back(ディープ・キャビティ・バック)になります。これまでブログを見てくれた人は、ある程度名前からモデルの位置付けか想像できるのではないでしょうか?
ツアーはツアーモデル、つまりは上級モデルと推測できます。ディープというのは重心が深い、つまりは比較的優しいモデルということを推測できます。ある程度はモデル名から読み解くことは可能ですが、PROやMB、TCB、どれが上位モデルか名前からこれ以上の判断は難しいですねw
難易度的にはこの順序になります。
DCB(後継Ti300) ⇒ ノーマル(後継Ti200) ⇒ Ti FUSION ⇒ PRO ⇒ TCB(後継CB) ⇒ MB
PROとCB(キャビティバック)では、CBの方が上位に位置付けするというのがキャロウェイの考えみたいです。
■アベレージモデルにもPROモデルが
今回は1枚に全てのアイアンを纏めるのは不可能だったため、アベレージモデルのみで纏めました。
昨今、ドライバーと同モデル名のアイアンはアベレージモデルとなっている傾向があります。キャロウェイでは、エピック、ローグ、マーベリック、パラダイムなど、全てドライバーでも出しているモデル名になります。PING(Gシリーズ),テーラーメイド(SIM、ステルスなど)も同様です。
そして、毎年キャロウェイとテーラーメイドからは新モデル(特にドライバー)が発売されるのが恒例となっております。2017年以降ですと、こんな感じです。
2017年:GBB EPIC(GBB エピック)
2018年:ROGUE(ローグ)
2019年:EPIC FLASH(エピックフラッシュ)
2020年:MAVRIK(マーベリック)
2021年:EPIC SPEED/MAX(エピックスピード/マックス)
2022年:ROGUE ST(ローグST)
2023年:PARADYM(パラダイム)
2024年:PARADYM Ai SMOKE(パラダイムAiスモーク)
2025年:ELYTE(エリート)
アイアンではこれらは基本的にはアベレージモデルですが、そんな中「PRO」の文字がついた上級モデルも出しています。正直どの様な人がこのPROモデルを選ぶのかイメージが湧きませんが、2023年のパラダイム以降、PROモデルが出ていないことから考えると、人気がなかったのかもしれませんね。最近は「MAX FAST」の文字が付いた、軽量&ストロングロフトで、より飛距離に特化したモデルが出ています。
■最後に
キャロウェイは良く言えば多種多様なモデルがあると言えますが、少し複雑すぎるのではないかと言うのが私の意見です。XフォージドはXフォージドのみ、アベレージモデルはノーマルとMAX FASTの2モデル、APEXはMB/CB/ノーマル/の3モデル、この様なシンプルなラインナップでも良いのではないでしょうか。それでも合わせて6モデルですので、他社と比べると十分なのかと思います。
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